2013年5月26日日曜日

やはり高木琢監督はジェフキラーだった・・・(2013年5月26日第16節Vファーレン長崎)

  現役時代からことあるごとにジェフの前に立ちはだかってきた「アジアの大砲」高木琢也(長崎監督)にまたしてもやられてしまった。試合開始前から30度だとかで嫌な予感がしていたが、そもそもそんな暑い中じゃまともなサッカーなんて観れないわけで、アクチュアルプレーイングタイムとか声高に叫ぶ前に、九州で午後1時からという無神経な時間設定は不幸以外の何者でもない。こんなデイゲームで金を取ろうという姿勢(グダグダ試合は勘弁してくれ)をどうにかしたほうがいい。千葉のファンがその日の内に帰れるようにとか余計なことをしなくてもいいのです・・・。

  スカパー観戦だが、案の定のグダグダ試合に観ていて途中で眠くなってしまうほどだった。原因は千葉のパスミスがやたらと多いから。ずっとシラケっぱなしだ、いくら長い距離を走ってもあっさりボール取られてたら「走り損」だろ!これがプロサッカーかよ・・・。田中(佑)は一生懸命走っていたが集中力がない。ケンペスもボールロストを繰り返し、自分へのパスなのにそっぽをむく始末だった・・・。ひどいひどすぎる。なんでジェフのボール回しの練習みたいな絵図を延々とみせられなきゃいけないのか?これもすべて「九州でのデイゲーム」が悪い。Jリーグ20周年だけど、開幕の頃に行われた1994年の灼熱のW杯の「悲惨さ」を思い出してほしい。

  この暑さでゲームプランは「崩壊」といってもいいくらいで、米倉はオーバーラップというより、ポジションチェンジ(突然に右ウイングになる)をたまに見せるだけで、右サイドも左サイドも攻撃が塞がれてしまっていた。暑さでこんな展開になることも十分に予想できたから、米倉と田中を温存して、高橋&大塚(ナム)の若手を先発させる作戦もあったのではないか? 決着が付いてない状況でジャイ&ヨネ&ユウスケが入ってきたら、相手がJ1でもひとたまりも無いだろうという気がする。今日は後半に投入された高木監督の秘蔵ッ子の「幸野」という選手の特徴が掴めないままに、ジェフはヤラれてしまった。若い選手だが大胆不敵なプレーぶりだった。ボールは取られないし、決勝ゴールは突き刺すし、兵働を挑発までするとんでもない「暴れっぷり」だ。ジェフファンは後半はジャイールがいるからジェフ有利と思っていたが、まさかの「和製ジャイール」登場とは・・・。ただただ黒星を付けられスタメンが疲弊して(サトケン出場停止)という最悪の長崎遠征になってしまった。

  土曜日に「鹿島VS東京」のゲームを観た。前線や最終ラインの選手のレベルは両チームともジェフとはそんなに差はないと感じた。それでも鹿島の中盤に「君臨」する20歳の柴崎はもはや「将軍」といっていい風格のプレーぶりだ(何だコイツは!)。 東京の中盤にも米本という若い選手が広い視野と高い技術で光っていた。ボランチのレベルが残念ながらジェフとは違うようだ。今日のジェフは後半になって兵働がボランチの位置から見事な配球を見せていたが、佐藤(健)がもっと過激にロングボールを散らさない限り、J1に上がってもまた挫折を味わいそうな感じだ。今日の相手のヒーローの幸野も20歳だそうだが、ジェフにもそういう若い選手が出て来てほしいなと思う(ナムスンウにはもちろん期待しているが・・・)。

Vファーレン長崎2ー1ジェフ千葉 得点者 谷澤

スタメン
GK岡本 4.5▲(2失点目はちょっとくやしいかったです)
DF米倉 5.0★(相手チームに研究されていてスペースが塞がれている、真ん中に流れてのプレーがイマイチ)
DF竹内   5.5△(ミスもなく乗り切ったと思うが、こういう試合だからこそセットプレーで1点ほしい)
DF山口(智)    5.5☆(なんどか戦術的な試みがみられさすがベテラン)
DF大岩    5.0 ▲(まだまだ「プロサッカーのSB」になりきれていないな・・・)
MF佐藤(健)   5.5△(パス回しの堅実さが光るフィード力にもっと期待したい)
MF佐藤(勇)   4.5▲(暑さによるパフォーマンス低下が大きかったか)
MF田中(佑)   5.0▲(よく走っているが、ボールロストによく絡む・・・)
MF谷澤    5.5△(ボール持って生きる選手なのに、ボールタッチが少ない、ゴールは見事だが)
MF兵働   5.5△(ロングパスの精度は今後のジェフの生命線かも)
FWケンペス    5.0▲(フィジカルを見せたまではいいが、連動性が低かった・・・)

交代
MFジャイール 5.0△(出て来たなりに何かしてくれるので観ている分には楽しいが、今日は戦果なし)
MFナムスンウ 5.0△(いまいち味方に信用されてない?パスが来ない、一発チャンスを作ったが)
FW大塚 5.0△(この人が覚醒しないと今年もなかなかキツいです・・・レギュラー取れ!)

  

2013年5月19日日曜日

「反町山雅」撃破は正直に嬉しい!(2013年5月19日第15節松本山雅)

  反町監督はジェフの「伝説」のオシム監督をいち早くリスペクトする日本人監督として頭角を表し、北京五輪では苦杯を舐めたものの、再び這い上がり日本有数の「理論派」監督として強烈なキャラクターを発揮している。北京五輪での失敗はその強烈なまでの監督としての個性が災いしたのではないかと思っている。モウリーニョ監督がスペイン代表やドイツ代表を率いて上手くいくと思う人はいないのと同じことだ。本田(圭)や家長を差し置いて重用した水野(現甲府)がアジア予選突破とともに故障して、一気に強さを失った印象がある。あの北京五輪があってその世代の選手が屈辱をバネに世界へと「飛翔」したとも言えるが・・・。

  「もしモウリーニョがJ2の下位チームを率いたらどうなるか?」 私が思うに、十分な準備があれば「余裕でJ2を優勝」するのではないか。「日本のモウリーニョ」こと反町監督は松本山雅の監督に就任し、まだ2年目だがすでに予想以上の結果を挙げていると言える。これから想像するに「本物」がやってくればもっと凄いことが起きるのでは誰の目にも明らかではないか? ましてやジェフファンは「ベルデニック」&「オシム」という偉大な前例を見つめ続けてきたのだから・・・。

  反町監督がジェフの監督だったら?と夢見るジェフファンは今シーズンが始まるまではかなり多かったのではないだろうか。反町監督と同じ路線を取る江尻監督(現ジェフコーチ)はジェフの苦しい状況で初采配を取り想い通りの結果を残せなかったが、もう1回チャンスがあってもいいのではないかと思う。今日の試合は「反町VS江尻」のオシム後継対決という一面も「少しは」見えた。ただやはり連戦の松本山雅の動きは実に「重く」、ジェフはその点に大きく救われていた。それでもジェフの選手達はどうも「相手なり」になるところがあり、優位を十分には生かせていなかった。ケンペスこそ「無双」していたが、兵働・田中(佑)・佐藤(勇)辺りは1対1で負けるシーンが目立つ。目下売り出し中の松本山雅の船山選手に対してはむしろ劣勢で、船山選手はその風貌のせいもあるが、あの本田圭祐にすら見えた(代表で影武者でもいいのでは・・・)!「10番」対決では完全に船山選手の勝ちだったと思う。

  ただジェフのベンチにも「松本の本田」を超えるスーパーなプレーヤーが控えていた。反町監督の「野望」をも軽く撃破したのは、中3日の松本に対して中13日温存していたジャイールだった。最初のプレーから「日本のJ2などレベルが違い過ぎる」と言わんばかりの、余裕のボールキープを繰り出す。松本自慢の守備陣を「非接触」プレーで軽く抜いてからのアシスト! 1万2000人以上の観衆に「お金を払って見るほどの価値のあるプレー」を見せつけてくれた。これこそがプロサッカーじゃないか!(谷澤もよく決めたが・・・) ジャイールの出場時間は短いが決定的な仕事は誰よりも多くやってのける。20周年のJリーグにこんなに期待できるサブが居たか?まだJリーグに来てたったの15試合だが、かつて名古屋グランパスの森山泰行選手を超える圧倒的な決定力の「仕事人」がジェフに現れた!



ジェフ千葉1−0松本山雅 得点者 谷澤

スタメン
GK岡本 7.0△(好守連発で勝利に貢献)
DF米倉 6.0▲(今日は攻め上がりのタイミングが悪かったような・・・)
DF竹内   6.0▲(最近やや覇気を感じないのが淋しい竹内ゴールが見たい)
DF山口(智)    6.0▲(本調子ではない様子で1対1も空中戦もやれやれ・・・)
DF大岩    6.5 △(チームのムードメーカーであり野心的なプレーも目立ちワクワクする)
MF佐藤(健)   6.5△(守備陣で一番安定している判断も早く貢献度は高い)
MF佐藤(勇)   6.0▲(ミドルシュートが良かったが中盤の優位は作れず・・・)
MF田中(佑)   6.0△(組み立てにうまく参加できない難点がなかなか改善されない)
MF谷澤    6.5△(速い組み立ても見られたがいまいち魅せきれていないな・・・)
MF兵働   5.5★(パス能力・戦術眼は認めるが、ゴール前の怖さがない)
FWケンペス    7.0△(唯一相手の守備力をおそれずに前を向き続けたエースの風格)

交代
FWジャイール 7.5☆(マスロバルを彷彿させる天才的プレースタイルが光る)
MF山口(慶)   6.0△(守備固めの切り札で投入後ピンチが激減)
DF青木 6.0△(守備の能力には疑いの余地はない)

  

  

  

2013年5月13日月曜日

3人の王様と3人のスーパーサブ(5月12日第14節カターレ富山) 


  見事に3連勝を飾ってくれました。シーズン序盤の連携の酷さから「去年以下だな」と感じていた人も多かったと思いますが、連携こそ去年以下ですが、個々の「戦闘力」は外国人の的確な補強で上がっているのは感じます。それでも失礼ですが、戦力的に「負けてはいけない」チームに薄氷の3連勝には、複雑な想いが込み上げてきます。相手チームも当然必死なので予想通りにスッキリ勝つことはなかなかできません。

  的確な外国人補強とはいえ、4人中3人はベンチスタートという「余裕」の陣容を相手に見せびらかしています。相手もハードワークして消耗し過ぎると、とんでもないのが後から出てくるので、相当の脅威にはなっていると思います。「ジャイール」「深井」「ナムスンウ」というJ2の他のチームなら「絶対的エース」になれるくらいの実力派が3枚も「サブ」として控えています。なんといっても荒田(岡山)・久保(鳥取)・青木考太(群馬)といった各チームのエース級を追い出したベンチメンバーです。ベンチの豪華さなら今節のガンバ、ヴィッセル、サンガをも完全に上回っています。

  「サイドバック」の米倉が大ブレイクしていますが、これも中盤に「王様」タイプが3人いることによって、ヨネの大躍動が実現していると思います。「兵働」「谷澤」「佐藤(勇)」の3人は独特の戦術眼を持ったよいプレーヤーなのですが、いずれも周りの動きだしが無いと生きないタイプだったりします。DFを引き付けるケンペス以外では田中(佑)くらいしか飛び出すタイプの選手がいないので、「サイドバック米倉」はオプションの攻撃参加ではなく、チーム戦術の柱として、中盤のプレーヤーの戦術眼を引き出す重要な役割が与えられているようです。田中(佑)とヨネが走り続けないとジェフは機能不全になります。よって特に接触プレーが多いヨネにはヒヤヒヤさせられます(ヨネが止まるとジェフはそんなに怖くない・・・)。

  ヨネの上がりを見ていると、ガンバの二川のような「超絶的」なパス能力を持つ選手がいたら、もっともっと生きるだろうなと思いますね。実際にヨネと二川をセットで代表で使ってみる価値はある気がします(代表には清武&遠藤&ホンダがいるので二川じゃなくてもいいかも)。もしかしたらヨネの最近の充実ぶりを見ると、ドイツに行った柏の酒井よりも能力は上じゃないかとすら思います。新潟出身の酒井やウッチーは素晴らしいSBでジェフに欲しいくらいですが・・・。

  今節のジェフはヨネが上がる右サイドに兵働を配して見事に先制点を演出しました。今までヨネの上がりには兵働や谷澤から有効なパスがでたシーンは少なく、印象に残っているのは、最終ラインから山口(智)もしくは中盤から佐藤(勇)が好タイミングのパスを供給していました。もしくはジャイールが右サイドまでキープしてタメてからヨネへというシーンもありました。3人の王様でヨネとタイミングが合わないのが「谷澤」ですね。意外や意外にヨネと谷澤は「水と油」かもしれないな、そう思いながらいつも観てます・・・。




ジェフ千葉3ー2カターレ富山  得点者 ケンペス2 兵働


スタメン
GK岡本 6.0△(前半の無失点は素晴らしいですね)
DF米倉 6.0△(SBの常識を覆す「超攻撃的」スタイルをもっと貫いて!)
DF竹内   5.5 ▲(パスワークでのミスが多くてちょっと危ない気が・・・)
DF山口(智) 6.0△(随所で繰り出す一撃必殺のロングフィードが効いている)
DF大岩  6.0△(日々進化している姿が逞しい)
MF佐藤(健) 6.0△(大岩の攻め上がりのフォローで良く目立ちます。効いてます)
MF佐藤(勇) 6.0△(相変わらず体はキレてます。1度危険な取られ方をしてヒヤっ・・・)
MF田中(佑)   5.5★(攻撃陣の中で唯一落ち着きがない。パスミスが多すぎる)
MF兵働 6.5△(運動量にやや難があるが、昨日は自陣でのピンチに良く登場した)
MF谷澤    5.5▲(相手に嫌みをつけるには最高のプレーヤー。やや審判にバレてる感も・・・)
FWケンペス 7.0☆(決定力を見せつけて、味方の信頼も日に日に篤くなってますね)

交代
MFナムスンウ 5.5▲(昨日は運動量のある高橋選手の出番だったような・・・)
MF深井 6.0△(ライン際ではチーム1番に上手い選手と改めて感じましたね)
DFキムヒョヌン 6.0△(竹内選手のレギュラーを狙えるのでは?)

2013年5月6日月曜日

佐藤勇人の抜群のサッカーセンスを目撃! (5月6日第13節FC岐阜)

  オシム監督時代の佐藤勇人はボランチながら、なかなか「華のある」プレーヤーだった。ちょっとイメージに合わないかもしれないが、リバプールのスティーブン=ジェラードのような存在感があった。もっとも当時のジェフはキラ星のごとく才能溢れるプレーヤーが集結していたが、その中で最重要人物はといわれたら、ちょっと悩んでから「佐藤勇人」と答えるジェフファンも多かったように思う。

  いまJ2で4年目を迎えるジェフは当時のチームとは大きく違う。去年までのJ2の3年間の佐藤勇人は本来の姿ではなかった。思うように活躍できない原因はチームが場当たり的な人員補充に終始し、「チーム作り」並びに「J2」を軽視していたことだ。本来質の高い「チームプレー」の中で最高に輝く選手が佐藤勇人なのだと思う。

  今日の佐藤勇人のプレーは実に良かった。見ている限りではほとんどボールを失わなかったと思う。ほぼ岐阜陣内でジェフがプレーできたのは、佐藤勇人の「無双」といえるほど落ち着いたプレーからだった。兵働と田中佑昌の動きにもう少しキレがあれば、もっと楽に勝てていたように思う。

  ジェフのアタッカー陣はキープ力がある選手が揃っていて強そうに見えるが、マーカーを背負っても確実に安定してプレーできる選手はジャイールくらいだ。それでもどこか「個」の力に頼ろうとしているところがあるようだ。結局、谷澤がドリブルでかわしてチャンスになることは滅多になく、相手のマークが緩くなる大岩の攻撃参加のほうがチャンスを演出できている。特に足元でもらいたがる谷澤や兵働やジャイールにボールを持たせる安易な攻撃は相手にとってまったく怖くない。

  毎試合とんでもない頻度で決定機を作っているのは米倉だろう。「オールマイティプレーヤー」の米倉でも相手DFの前のスペースで仕掛けるとほとんど不発になる。ジェフのアタッカー陣はドリブラーとしての自負があるようだが、よく試合を見てると相手チームにまだ名前が知られていない若手プレーヤーの方が「高速ドリブル」を駆使して決定的な仕事が出来ている感すらある。今日も岐阜の柴原という選手の方が谷澤よりドリブラーとしての強烈なインパクトを残していた。

  ジェフが本当に自信を持って勝ちにいける強いチームになるためには、「自意識過剰」なドリブラーたちを野放しにしてはいけないと思う。足元ではなく、相手の裏のスペースでボールを受けて、キープせずに相手ゴールに流し込めばいいのだ。京都戦で見せた佐藤勇人のスルーパス(3点目)は強烈だった。兵働以上の天才的なパスセンスをこの選手は持っている。それくらいに「さりげなく」やってくれたと思う。今日は天才的な「飛び出し」を何度も見せていた。ケンペスがいなくてゴールの臭いがない前線を自分が助けようという「意思」を感じた(一つでも決まっていたら良かったのだが・・・)。

  「佐藤勇人を中心としたドリームチーム」へ成長することができるかが、今年のジェフの最大のポイントだと思う。このプレーヤーがなんといってもチームで一番のサッカーセンスを備えているのは間違いないのだから。

FC岐阜 0ー1 ジェフ千葉   得点者 ジャイール

スタメン
GK岡本 6.5      △(無失点素晴らしい)
DF米倉 6.5       △(米倉フォーメーションはまだ未完成)
DF竹内 6.0  △(得点源だった時代が懐かしくもある)
DF山口(智) 6.0 △(最近見ていて怖いときがある。ちょっと心配。)
DF大岩 6.0        △(チームのバイタリティを影で支えています)
MF佐藤(健) 6.5 △(ファイトで無失点に貢献)
MF佐藤(勇) 7.0 ☆(コンディション上昇中/ガンバ遠藤越えに期待)
MF兵働 6.0  ▲(エスパルス時代のミドルを見せてほしい)
MF田中(佑) 5.5 ★(お疲れモード/米倉バーターとしては及第点)
MFナムスンウ 5.5 ▲(スタメンだと光らない・・なぜ?)
FW谷澤 5.5  ▲(常にボール持ったら前に行こうとすれば相手はビビるはずだが)

交代
FW深井 6.0 △(気持ちが入っていて、見ていて気持ちいい)
FWジャイール 6.5 △(ここで決めるのだからやっぱりスターだな)
DFキムヒョヌン  6.0   △(やはり守備上手い。CBでスタメンあるかも)